2014年6月21日土曜日

日本とギリシャの両者が同時に勝利することが好ましい条件

フランス対スイスの試合は、フランス側の圧倒的な決定率の高さが目立つものとなった。同国は2勝しているが、45歳のデシャン監督は、未だに楽観的にはなりたくないようである。一方で、61歳のザッケローニ監督は、今どんな気持ちで次戦に望もうとしているのだろうか。ギリシャ戦後、原技術委員長と話し合いの場を持ったそうだが、同監督が今のチームをどのくらい改革してくるかは誰も知る由もない。次戦の相手、強豪コロンビアにとって、同じ南アメリカの地で試合をすることは多くのアドバンテージとなっているはずだろう。それに加え、例えフォルカオが不在でも、これまでに順調に勝ち続け、十分な戦力を保ち続けている。

さて、日本代表がベスト16に進出するには、最低でもコロンビアに勝利しなければならない。そして、少し複雑なのが、日本が勝利したとしても、コートジボワールがギリシャを相手に勝利を収めた場合は、その地点で日本の敗退が決定する。ここは、是非とも、鉄壁の守備を誇るギリシャに0点で抑えてもらい、コートジボワールを相手に勝利を収めて頂きたい。一方で、日本代表も、コロンビアに2点差以上で勝利することが理想として挙げられる。C組最終戦は、ドラマチックにスケジュールが組み込まれたように、両試合が同じ時間でのキックオフとなる。勝利して、さらなる勝利を掴むか。それとも、勝利しても、敗退を強いられるのか。この瞬間のTV視聴率は、相当稼がれることが予想されるだろう。もう一度、日本代表がべスト16に進出するのに理想な形を述べる。

「日本がコロンビアに2点差以上で勝利し、ギリシャがコートジボワールに2点差以下で勝利を収める。」

勿論、最低ラインを言えば、日本がコロンビアに1点差で勝利し、ギリシャがコートジボワールに2点差以下で勝利すれば、勝ち失点差で日本のベスト16進出が可能となるであろう。ただ、これはあくまでも最低ラインであり、決して目標としてはいけないレベルであろう。個人的には、本田や大久保ら、精神的に強い選手にとっては、この逆境というものは、ある種の刺激となり、同選手らの気持ちが逆に上がると読んでいる。上に挙げた条件を日本が満たし、逆転でベスト16進出を決めたその瞬間を想像すると、よりご理解ができるのではないであろうか。勝利することがとても困難であるこの大会だが、何が起こるのか最後まで分からないのがワールドカップであるということも、歴史的に証明されている。ドイツ代表のレーヴ監督も触れていたが、気持ちの入ってない者からどんどん消えていくのがW杯、というような意見を、Creative Footballでは強く支持していくつもりだ。

執筆:Dragonshoot



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