2014年8月28日木曜日

どう戦うアギーレジャパン、フォーメーション①

アギーレジャパンのメンバー23名が発表され、巷では戦術面での興味深い記事を多々見かける。今回のメンバー選考において、怪我の選手が何人か初期のリストアップから外れているため、今後の固定メンバーになりうる可能性は高くないと考えるのが論理的であろう。Creative Footballでは、アギーレジャパンの初戦に向けた提案としてのフォーメーションを作成させて頂いた。まずこちらのフォーメーションからご覧頂きたい。

football formations

今回はより攻撃的にアンカーを一人置き、その前に攻撃的MFを2人並べてみた。アンカーに細貝、その前に左から森岡と本田を配置させて頂いた。ブンデスリーガ開幕戦でもアンカーのポジションからボランチ、そして前線への攻撃をバランス良くこなしている細貝は、現メンバー内でアンカーとして最も適任なのかもしれない。攻撃的MFには、正確なパスとミドルを持つ初選出の森岡が興味深い。右の本田は守備にも意識をより強く持つようになり、現状のミランのメンバー内では最も今季の活躍が期待される選手なのではないであろうか。こう見て行くと、アギーレ監督は現状で攻守のバランスが良い選手らを選んだようにも見える。

DFラインには、左から長友、森重、吉田、そして酒井宏樹を配置させて頂いた。前回のW杯での結果を考慮すると少し不安材料が残る点もあるが、異なる監督による異なる指導法というものに期待したい。無論、初選出である若手の坂井や松原にもチャンスが巡ってくることが十分に可能である。個人的には塩谷、若手の植田や岩波らの選出も興味深かったが、次回に期待したい。

GKは、未だに確定した守護神というのが決めにくい。最近の川島は調子が上がってきているという情報が入ってきているが、前回のW杯以上の活躍が4年後のロシアW杯にてできるかどうかは誰にも予想がつかない。今回は権田が落選し林が選出されたが、是非同選手の手腕も見てみたい。

最後に前線の3人だが、左から田中、大迫、そして岡崎を配置させて頂いた。サポーターからの興味が一番強いと思われる田中のプレーだが、ファンタジスタのようなスタイルというより、シンプルで力強いというのが第一印象である。これは田中に限って言える事ではなく、今回選出された多くの選手にこの共通点が見られる。メキシコやウルグアイのようなシンプルでダイナミックなプレーというのが、アギーレ監督の求める所なのかもしれない。勿論、そこには正確性も同時に要求されてくるであろう。

記事:Creative Football