2014年9月5日金曜日

黒星発進のアギーレジャパン、次戦への展望

新生アギーレジャパンの初戦の相手はウルグアイ。結果は黒星発進となったが、今後の展望というものがより重要であろう。前半戦は興味深かったが、後半戦に突入後の選手交代のタイミングや選手の選定に少し疑問を残す方々も少なくないと察する。無論、個のレベルの差を縮めるという課題も未だに残っている。ただ、まだテストマッチの段階では精神的にそこまで影響される必要も無いであろう。今回Creative Footballでは、次戦への展望も含め修正案としてのフォーメーションを作成させて頂いた。

football formations

まずFWだが、今回良い動きを見せていた岡崎と武藤という両サイドをワイドに開くウイングを配置させて頂いた。岡崎は前W杯と比較し突破やターンの精度が向上しており、次戦でもさらなる成長というものが見てみたい。初選出となった武藤だが、惜しい強力なミドルを放った事や投入後より俊敏な動きでピッチを走り回る姿は次戦のスタメン候補に十分に値する。センターFWは、コンディションにもよるが大迫というのが現状では最も有力なオプションだ。

次にMFだが、アンカーにはDFの選手ではなくブンデスリーガでもアンカーを本職とする細貝を配置するのが重要であろう。アギーレ監督による森重の配置は興味深かったが、次戦ではより攻撃的な代表が見てみたい。インサイドハーフには、確かな足下とインパクトのあるプレーを見せた田中を左に、右にはボールをさばける柴崎というオプションが興味深い。ウルグアイ戦は少し単調すぎる試合の組み立てだったが、次戦では柴崎や森岡という選手らをスタメン時から起用する事で相手により脅威を与える事ができると信じる。

DFには、左より長友、坂井、森重、そして松原を配置させて頂いた。左サイドの長友は、現状でも欠かせない存在となるプレーヤーであろう。そして、キャプテンに最もふさわしい人材であると信じる。少し「サプライズ」と思われるかもしれないが、左CBには未だに若手である坂井の起用が興味深い。理由は、初めは誰でもミスをするからである。今回の2失点に絡んでいたかもしれないが、もしここで外したら若手選手の成長が今後に繋がらないからである。左利きの潜在能力のある同DFらを、今後も失敗を恐れずにこの位置で試して頂きたい。そして、アギーレ監督の信じるこのポジションでの左CBの利点というものを是非実践で見てみたい。右サイドには松原を配置したが、これは前W杯からのマンネリ化を防ぎ、今後もよりフレキシブルに多くの選手らにこの位置でのチャンスを与える為である。現在はテスト段階であるため、より重要なのは冷静な選手の選定である。

GKの位置には西川を配置した。これも他のポジションと同様、柔軟に多くの選手に代表への入り口を開けてやる事が重要であるからだ。アギーレ監督が求めていると言われるドイツ代表の正GKノイアーのような視野の広い人材こそが、まさに現状の代表に必要であろう。今後も若手の選手らがレベルの高い目標を定め、どんどん海外での経験を積んで行く事が理想的である。

記事:Creative Football



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