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2013年12月30日月曜日

自分の中にある「子供心」と一緒に働く


Our childhood dreams and the reality! / Kerem Tapani


英国プレミアリーグ屈指のサッカー選手ロビン•ファン•ペルシが、あるインタヴューで「自分の中にいる少年」という言葉を使っていました。アーセナルからマンチェスター•ユナイテッドに移籍する時の事でした。移籍するかしないかは、「自分の中にいる少年」に従うような事を言っていました。これを自分なりに解釈すると、大人なら誰もが持つ「子供心」について言っているのだと思います。子供の頃は、まだ社会に出る前、皆純粋な心で、自分に素直に従う事ができますよね。そして、子供は大人が真似をできない、最高のクリエイティビティを持っています。そして大人になった今でも、自分が一番やりたい事を知っています。社会に出ると、その「子供心」は心の奥底の方へと追いやられて行き、いつのまにか忘れ去られていきます。しかし、一方で、「自分の中にいる少年や少女」と大人になった今でも上手にお付き合いできている方々がいます。きっとこれらの人は「一流」と呼ばれている方々でしょう。これで、ロビン•ファン•ペルシ選手が「一流」と呼ばれている理由が分かるような気がします。

では、どうすればこの「子供心」を忘れることなく、常に自分の意識のある場所においておく事ができるのか?答えは簡単です。周りに惑わされない事です。本来の自分を知り、自分にとって一番情熱を注ぐことができることは何かという事を明確にしなければなりません。そして、自分が正しいと思う意見やポリシーというものをしっかりと持つ事です。これは、自分なりの誰もが真似をできない正義感です。そして、常に「自分の中にいる少年や少女」と自分の内側にて対話をする事です。彼らの意見を取り入れながら、大人になった自分が学んだ道徳と照らし合わせながら、毎日ひたすら悩む事です。これは、我々プロにとって、ポジティブで必要不可欠な悩みなのではないでしょうか。これらを無視して、毎日をのほほんと生きている人たちは、一流のプロからは程遠いですよね。

世の中は不公平だと言って、成功している人や一流のプロをねたんだりして、自分の人生を諦めかけている人たちを見かけます。ねたみというのは人間誰にでも作りあげることができる感情です。でも、作りあげる必要もありません。一流のプロの方々の多くは、成功する前はとても多くの苦労をしていますし、家庭環境等に色々な事情を抱えていたりします。それでも、めげずに努力をし続けて這い上がり、自分の情熱のために、「自分の中にいる少年や少女」と一緒に働いてきていますよね。世間で言う成功者には2種類あると思います。前者は、お金儲けのためだけに稼いだお金の金額のみで成功者と呼ばれている人たち。後者は、「自分の中にいる少年や少女」と一緒に働き続け、社会貢献をし続けた結果が結びついて、稼ぎが多いという方々。僕なら、正直に自分のやりたい事に従いながら、後者になりたいです。

個人的に一番格好良い大人の理想像は、外見だけが大人なのではなく、大人になった今でも、ポジティブで、小さい頃から持つ自分の正義感を貫ける人間です。見かけだけが大人の人は、たいてい話していて正直ではないような気がします。何か喉から声が出ているような感じで、お腹からの声が出てこないのです。目の前のお金の事に目がくらみ、一番大切な「自分の中にいる少年や少女」の声に耳も傾けずに、一般論で話をし、これが大人なんだというような振る舞いをします。僕の住むフランスでも、そういう人はよく見かけます。こういう方々は、細々と料金を請求してきます。常にお金に関する話ばかりしています。お金や自分の利益に関するものを見聞すると、漫画に出てくるキャラクターのような目でギラギラとしています。少し滑稽ですが、事実です。一方で、細々とお金を請求する子供はあまり見かけませんよね。逆に、大人に対して、寛大にもキャンディーやお菓子をくれたりします。ギブアンドテイクという言葉がありますが、与え続けている人は、成功者です。

どうでしょう。もし心当たりがある方は、ここで一度初心に戻り、「自分の中にいる少年や少女」ともう一度向き合ってみたらいかがでしょうか。年を取るとみんな子供に戻って行くと言いますが、引退してからでは手遅れですよね。出来るだけ早く、「子供心」を取り戻し、上手にお付き合いしていきたいものですね。


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2013年12月9日月曜日

諦めない


RSDigby_0578 / Poetprince


子供の頃に描いた夢を何人の人が覚えているのでしょう。僕が覚えているのは、幼稚園生の頃に、「電車の運転手さん」と書いたことでしょうか。小学生になると「サッカー選手」と思っていました。「自分の能力の限界」に気付いて、サッカー選手という夢は忘れ去られていきました。

時々、書籍を読んでいると、一番恐れなければならないのは、自分で勝手に「できない」と思ってしまうことだと書かれていました。例えば50歳からサッカーを始め、ヨーロッパの名門クラブチームで選手として優勝するというような、年齢と身体能力にはどうしても追いつかない例もあります。これらの例を除けば、僕もこの意見には賛成です。それは夢に対するアプローチの仕方を考え続けることなく、ただひと時の恐怖感のために、大切な夢を諦めてしまうということだからです。

このような事を聞いてしまうと、子供の頃の夢を諦めた事を後悔しているという方も出てくるのかもしれません。諦めて、後悔する。人によっては色々な事情を抱えていると思われますが、なんとなく2倍損をしているような気がします。

僕がヨーロッパの芸術大学にて、卒業後の進路指導を受けた時のお話をしたいと思います。担当の講師の方に、世界でもトップクラスという大学院のみを扱う王立芸術大学で学びたいと伝えた所、はっきりと無理だと伝えられました。当時の年齢が29歳、絵を本格的に描き始めたのが24歳でした。小中高とクラスで一番早く絵を描き終え、教室から逃げ出すようにしてサッカーをしに校庭に走っていたのを覚えています。それは絵よりもサッカーに対する情熱が強かった証だと思います。そんな絵が優れて上手かったというわけではなかった自分にも、チャンスが巡ってきました。先程お話した、無理だと仰った、担任の講師の方が諦めの悪い自分に対して、3ヶ月間という期間の中で作品を作成するためのカリキュラムを組んでくれたのです。この作品が王立芸術大学への入試の対象作品となり、コミュニケーションデザイン学科という、1年に世界中から45名程しか入れない枠に見事入学することができました。あの時、担任の講師から無理だと言われた時、もし諦めていたらきっと後悔していたでしょう。

もしこのブログを読んでくださる方の中で、今の状況がまさに夢の悩みの最中という方、諦めなければ可能性はいつまでも一緒にいてくれます。一方で諦めたらその場で、可能性がなくなります。僕なら、諦めません。そして諦めないで夢に向かっている方々と、支援し合いながら、夢に近ずくための様々な情報を共有したいと願っております。