2015年1月2日金曜日

年始早々、代表に求められる最優先事項

新年早々、代表は休む暇もなくアジア杯へ向けた準備を着々と行っている。リラックした選手もいれば、既に戦闘モードに入っている選手もいる。これらの光景は、当然のことながらどのチームにも自然と見られるだろう。ただ一つ、この代表に他国とは異なる点があるとすれば、それは監督の任期における不安定さであろう。八百長疑惑をかけられている同代表監督には、例え選手にどう説明したところで、100%この不安を振り切ることは不可能であろう。選手が試合に出て、その選手を監督が決める。そして、その監督を決めるのは協会である。まず司令塔的存在である協会内部から新年と共に変わらなければならないのではないであろうか。

1 監督を決める最高の立場にいるべき人材の選定

これは代表に必要な最優先項目である。この人材に当てはまる資質は、サッカーに対する強いパッションである。サッカーのこと以外には目がいかないくらいの人材が理想である。年もできるだけ若い方が良い。例えば、キングカズこと、三浦知良選手。カリスマ性、信頼性、そして何よりもいつまでもサッカー小僧の姿勢が保たれている。また、クレバーな若手の人材も興味深い。例えば、以前に代表のキャプテンを務め、FIFAの大学院にて留学を経験した宮本氏。常に勉強するというこの姿勢は、今後の代表には必要となってくる。この二人に共通しているのは、「純粋に」サッカーに取り組もうとする姿勢なのかもしれない。

2 選手ならびに国民が信頼できる監督の選定

今回の八百長疑惑から不安視されるサッカーに関わるプロフェッシャナルの隠された闇の部分。誰がどこで何をしているかは、ほとんどの人には予想が不可能である。それが良いことであれ、逆のことであれ、我々にはなかなか真相が分からない。しかし、代表監督には信頼を勝ち取れるカリスマ性が必要とされる。例えば、前マンU監督のファーガソン氏。気難しい部分があるが、それも全て前面に押し出していたため、例え鬼軍曹と呼ばれてもファンと選手の信頼を勝ち取ってきた。元チェルシーの監督であるモウリーニョも、時々見せるクレイジーなパフォーマンスを平気で前面に押し出している。前グランパスエイトのストイコビッチ氏にも似たような性質が見られる。癖が強い監督ほど、信頼性も高くなるように見える。それは、「隠さない」又は、「隠せない」というコアな性格があるからではないであろうか。日本代表にも、このような性格に癖があり、サッカー一筋の監督が必要であろう。

3 大舞台で結果が出せなかった選手に2度目のチャンスを与えない事

これは前ブラジルW杯からの教訓と言ってもよいであろう。今の代表を見ると中心選手が未だにザックジャパンとあまり変わらないということに気づく。これでは、再び大舞台で強豪と戦うこととなった時に同じ結果が出る可能性が相当高い。アジア杯レベルなら結果が出るかもしれないが、欧州や南米の強豪には通用しないであろう。それは、既にコンフェデ杯やW杯といった大舞台で証明されているはずだ。新しい監督にチームを任せる一番大きな目標は、前よりも結果が出ることである。そのために大金を費やすのではないであろうか。以前と同じやり方で練習試合やアジアレベルの試合で勝ったところで、2015年の日本代表のファンを満足させることはできないであろう。今のファンが求めているのはもっと高いレベル、そしてそれはW杯やコンフェデ杯といった大舞台で、FIFAのランキングで上位に位置するチームを負かすことである。まさに、漫画「キャプテン翼」的現象を現実のものにしたいと願うファンが増えている証拠ではないであろうか。

記事:Creative Football



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