2014年11月2日日曜日

アジアカップに向けたアギーレJAPANの完成形とは

前回のCreative Footballでは、ロンドンオリンピック世代に焦点を絞った人選を試みてみた。今回は、これまでのアギーレジャパンの軌跡より考察するアジアカップに向けた完成形についてである。無論、この完成形が4年後のW杯に直接結びつくということは現選手らの年齢的なことを考慮すると、断言することは難しい。では、アジアカップに望むメンバーに必要な構成要素とは何か。それは、まず優勝できるメンバー構成であろう。そして次に、4年後に極力繋がるメンバー構成である。できるならば、GKを除くフィールドの選手の最高年齢は現地点で27歳くらいを上限にすることがより将来性があると見ている。しかし、イタリア代表のピルロのようにずば抜けてチームに不可欠というような選手は例外である。

football formations

初めにFWの人選だが、これはアギーレ監督が良く起用するメンバーで、左から武藤、岡崎、そして本田という配置をさせて頂いた。Creative Footballとしては、本田を右FWもしくは左のインサイドハーフで起用するなら、インサイドハーフの方がより適性があると見ている。しかし、現状のベストメンンバーを出来るだけ同時に起用するとなると、香川を左のインサイドハーフに置くということの方がアギーレジャパンにおいては優先されるのかもしれない。

MFには、左から香川、柴崎、そしてアンカーには森重を配置させて頂いた。香川の起用理由は、起点になれる選手だからだ。無論、欧州での経験は代表内に自信とインスピレーションをもたらしてくれると信じている。柴崎については、前回のブラジル戦を見ると起用に賛否両論というのがあるのかもしれない。しかし、将来性を見据えると今から代表の戦い方に慣れさせるということも必要である。アンカーの森重も賛否両論があると察するが、アギーレ監督は森重、もしくは細貝をアンカーの候補に挙げているようだ。そのアンカー像とは、前線に的確なロングボールが出せ、空中戦に強く、5バックを形成する際に柔軟に対応ができる選手だ。だとすれば、塩谷もこのアンカー像の項目に当てはまる選手の一人であろう。

DFには、左から長友、吉田、塩谷、そして内田を配置させて頂いた。まず長友だが、代表やクラブでも控えに回る機会が増え始めてきている。そして、太田という左利きのライバルもいる。しかし、現状であれだけの強さ、ドリブル突破、パス精度のバランスが高い選手は未だに現れていないのが現状ではないであろうか。将来的には太田という候補があるのかもしれないが、アジアカップを見据えた場合は基本的には長友で行くというのがアギーレ監督の頭の中にはあるのかもしれない。吉田や塩谷は、森重がアンカーを務める際は現状で日本のトップレベルのCBであろう。特に塩谷には森重とポジションチェンジを取りながら、もっと前に出て点に絡む活躍を期待したい。右の内田は、現状では日本最高の右サイドバック、もしくは欧州でもトップレベルにいる選手であろう。以前の自殺点などのミスからより多くのことを学び、今後のプレーにより磨きをかけることで、代表の勝率にも影響を及ぼしてくるであろう。

GKはアジアカップを見据えた際には、西川という人選が現実的であろう。ただ4年後を見据えると、今後の若手の大いなる成長というのが理想である。フィールドの選手の一人としも機能できる選手が現れることを望みたい。

記事:Creative Football



0 件のコメント:

コメントを投稿